いろんなスケールがあるけどアドリブ時にこのコードの時はこのスケール、次のコードはこのスケールなど変えていくのは大変なのでペンタ一発というのが多くなってくる。
別に間違いではないしロック感が出るので良いのだが自分の気持ち的に新鮮さが欲しくなる時もある。
そんな時に便利なスケールは
[マイナーキーなら短3度上のメジャースケール]
[メジャーキーなら短3度下のマイナースケール]
音楽理論の平行調の考え方なんですが音の始まり方が変わり運指もサウンドも頭の中も手ぐせマンネリから脱却できるのでシンプルだけど自分的には効果的な方法。
key=Cで考えるならAマイナーはⅥmに当たりImajのCとトニックという同じ機能を持っていて強い関係性があります。
CメジャースケールとAマイナースケールはギターの指板上でも同じ位置にいるので何を弾いているか分かりやすいしチョーキングなど渋さも出しやすいフレーズになるし、少しフラット5などを挟めばかなりブルージーにも出来ます。
そしてギターリストには視覚的にも馴染みのある形なのでミスも少なく演奏できる一面もあると思います。
例えば『 Just The Two Of Us 』のAメロコード進行
| D♭M7 C7 | Fm7 E♭m7 A♭7 | D♭M7 C7 | Fm7 | の場合なら、だいたいFマイナーペンタをメインに組み立てるのが多いと思います。
少しお洒落にしたいなと思ったらC7のあたりにオルタード的なフレーズを入れたりして雰囲気を作るなどもあると思いますがやっぱり大変になってくるので、この場合でもFマイナーの短3度上のA♭メジャースケールを弾くだけでも効果的なフレーズが結構作れます。
6弦4フレット始まりのA♭メジャースケールの形で5弦3フレットから弾き始めると、A♭で考えると3度から始まってるのですがFマイナーで考えると5度から始まってる事になり、いつものフレーズと違う感覚が生まれて新鮮なフレーズが出てきたりします。
A♭メジャースケールの運指をやってるだけでもⅣmajのスケール、リディアン的な雰囲気が出たりします。
6弦4フレットからスキッピングしながら弾いても結構面白い効果があります。
今回はマンネリ脱出の一つの方法を書いてみました。