アンプの音作りで、「柔らかさがでない」「中域のペキペキした感じがとれない」「ギターのアタック感がでてこない」など、 細かい部分でしっくりこなかったり、「カッティングがやり辛い」「ソロが弾きづらい」などプレイ面の問題なのがあったとき、 それらはピック1枚で解決する事があります。あんな薄っぺらなもので、そこまで変わるのか?!と感じるかと思いますが、 以外にも変わるんです。特に生ギターは変わりやすいです。クセ、指、握力、手首の柔らかさなど人それぞれちがうのですが、 右手のニュアンスを、直接弦に伝える部分ですから、こだわった方がいいと思います。
そもそも僕はピックを集めるのが好きだったので、厚さ、形、素材・・・とにかく色々買ってきては使っていました。 以下簡単に言うと
- 太い音を鳴らしたかったら、厚いピック(1.5mm~3mm)※指の太さに近ければ近いほど太くなるらしい
- カッティングなら、やわらかめ(0.58mm~0.71mm)
- アコースティックなら、かなり柔らかめ(0.50mm)※コレはかなりしなります
という感じです。
今はほとんどのプレイを'DUNLOP U.S.A 0.71mm'、形は'ディアドロップ'、素材は'カーボン'のピックを使っています。 Liveなどの場合は、0.71mm1枚だけでやりますが、レコーディングの時は何種類か持っていきます。まずメインの0.71mm、そしてソロ用の0.96mm、アコギなども弾く場合は0.50mm、っで一応2.0mmも持っていきます。 全部'DUNLOP U.S.A'のティアドロップです。
それから僕は指でも弾くので、何通りかのアタックを出せるようになりました。 こういう事に本当にこだわりだしたのは、宅録を始めてからです。弾きながら聴くよりも、録って聴いた方がわかりやすいし、 同じフレーズをピックを替えて録っていくと、より一層わかります。そうしていくうちに 「こういうフレーズなら、この厚さかな?」とか、逆にソロを薄いピックで弾いて、雰囲気を変えたりなど、 とてもおもしろい効果がでます。1枚100円位なので、10種類買っても1000円ちょっと。 それで音にもテクニックにも変化を出せるので、みなさんも是非試してみてください。