速弾きやレガート奏法に向いているというジャンボフレット。
メリットとしては弦を押さえる指の力(押弦)が弱くても弦がフレットにしっかり当たるので音の出だしが早く軽いタッチでフレーズを弾くことが出来る。
弦高を下げる場合も通常のフレットで弦高を低くするとフレットの山の高さと指板の距離が近いのでチョーキングの途中で音詰まりが出やすいがジャンボフレットだとフレットの山が高く指板との距離ができるので音詰まりも回避出来る。
ちなみに新宮ギターはレガート奏法や弦高を下げる事を想定してジャンボフレットを採用していた。
ただ今まで弾いてきたエレキギターは全部ミディアムフレットだったのでジャンボフレットがどうしてもスライド時に引っかかる感じがしていた。
最初はそこまで気にしてなかったし慣れれば大丈夫かなと思っていたが、ソロのフレーズなど時間と共に変化していく中で最近ハイポジションでスライドを混ぜたフレーズを弾く事が多くなってきた。
するとどうしても指の引っかかるのが否めない。
サテンフィニッシュでネックの裏側が滑りやすくしていても表側でフレットの山が高いとスライドには向いてない作りだと判明してきた。
ちなみにイングヴェイ・マルムスティーンはジャンボフレットで指板をエグってるスキャロップ加工というセッティングで高速速弾きをプレイしている。
ただ通常の指板で慣れてる人には違和感があると思うのでこれはこれで練習が必要だと思う。
という訳で7月29日の新宮フェスティバルまでの間に新宮ギターのフレットを打ち直すか検討しています。