Marshall(マーシャル)やMesa/Boogie(メサ・ブギー)、Fender(フェンダー)など他にも色々ありますが、真空管アンプは良い音が出ますが、スタジオやライブハウスに設置されているアンプは個体差があったり、“へたってる”のも多いのでいつでもどこでも自分の好きなサウンドを出すのは結構難しいと感じてる人は多いはずです。
とは言え毎回アンプを持ち運ぶのは現実的ではないしデカいペダルボードを運ぶのも体力的にキツい。
エフェクターはついてないけど芯のあるサウンドはチューブアンプには勝てないし、ジャンルやプレイスタイルなど自分にとってのベストはどこにあるのか、ギターリストの悩みどころです。
そんな悩みを解消する選択肢として、今回は持ち運びに便利で、いろいろなサウンドメイクが可能なチューブプリアンプ「SYNERGY(シナジー)」の事を書いてみたいと思います。
SYNERGYの基本構造と特徴
モジュールタイプ・ギターアンプのSYNERGYは、15年ほど前にランドールが開発した着せ替え可能なチューブプリアンプの進化版です。考え方も似ていていろんなメーカーのアンプサウンドを再現したモジュールを「プリアンプ本体」に差し込んでサウンドメイクするものです。
- コンパクトなサイズ
SYNERGYのプリアンプは、1基収められるタイプ(ハーフラックサイズ)と、2基収められるタイプ(1Uラックサイズ)があります。2基収められるモデルでは、最大で4種類のサウンドが切り替え可能です。 - オリジナルより多機能性なモジュール設計
モジュールの設計には、それぞれのメーカーが関わっているので、モデリングではなく本物のサウンド再現。さらに、オリジナルより多機能性を備えたモジュールもあ1るさやタイトさなど細かく設定出来るのもあるのでしっかりしたサウンドメイクが出来るようになっています。 - 実用性の高さ
エフェクトループも装備していて出力系も充実してるので宅録でも本当の真空管サウンドを鳴らせるのでかなり便利です。
SYNERGYのメリット
- 持ち運びやすさ
従来の大きなアンプを持ち運ぶ必要がなく、ハーフラックサイズで理想の音を実現可能。 - 本物のサウンド
モデリングではなく、真空管ならではの芯のあるサウンドを提供。 - カスタマイズ性
ジャンルやプレイスタイルに合わせて、自由にサウンドをカスタマイズできる柔軟性。 - コストパフォーマンス
本格的なチューブアンプ並みの価格帯ですが、汎用性や音質を考えると納得できる価値があります。
使用時の注意点
- 電源やケーブルの干渉
真空管製品ならではの特性として、電源やケーブルの配置によるノイズが発生することがある。 - コスト面
他のチューブアンプより高価です。自分の理想のサウンドのポイントと、何を優先するか次第になってきますね。
まとめ
SYNERGYは、自宅でもライブでも使える、ギタリストにとってはかなり魅力的な機材です。
デジタルアンプと同じようにパワー部分は常設されてるアンプのエフェクトリターンに繋げば問題ないので、あとは空間系とかブースト、ワウなど少しペダルは必要になりますが 音抜けもレスポンスも良いです。
サウンドはすごく良いので、自分の中の音のストレスは解消できると思いますし、理想のサウンドの為に重いアンプを持ち運ぶよりは楽だと思います。
“SYN1″はSYNERGY製モジュールを1基収める事の出来るデスクトップスタイルのチューブプリアンプです。
SYNERGY® Module System Revolutionizes Tube Amplifiers
SYNERGY MODULE SYSTEMは、革新的なシステムで、ギターアンプの再発明と言っても過言ではありません。このシステムは、世界的に著名なアンプビルダーたちとの共同開発により生まれ、数々の名機アンプをモジュール化しました。その結果、オリジナルに迫るサウンドを実現し、ギタリストの夢のシステムを具現化しました。
SOLDANO、Diezel、FRIEDMAN、FRYETTE、Bognerなど、世界のトップブランドのアンプビルダーとSYNERGY AMPSとのシナジー(相乗効果)によって、ブティック・アンプでしか得られなかった、正真正銘のギターサウンドを提供します。
SYNERGYシステムは、アンプヘッド、コンボアンプ、ラックマウント、シチュエーションに合わせたアンプシステムを幅広くラインナップしています。すべての機材にはラインアウトが備わっており、レコーディング機材に直接インプット可能です。ステージ、スタジオ、ホームレコーディングのあらゆる環境で、妥協のない真空管アンプサウンドを提供します。