毎年、新しいカバー曲にトライすることにしています。
今年はスティーブ・ヴァイの楽曲をカバーしようと決めたのが始まりでした。
っで課題になったのがフロイドローズのアーミング。手持ちのギターで試してみたのですが、チューニングが不安定。
他のトレモロユニットも検討しましたが、どれもイマイチだったので「Ibanezならどうだろう?」と試奏してみたのが Ibanez RG370ZB です。
このギターのトレモロユニット「Edge-Zero II Tremolo」について詳しお話したいと思います。
Edge-Zero II Tremoloユニットの魅力と特徴
Ibanez RG370ZB には、近年人気の薄型ボディデザイン、薄いネック、ジャンボフレット、Ibanezオリジナルピックアップが搭載されていますが、特に注目したいのが Edge-Zero II Tremoloユニット というブリッジ。
このEdge-Zero II Tremoloユニット は「激しいアーム・プレイを多様しても高いチューニングの安定性を誇ると」書かれているが「本当にそうなのか?」と思いながら弾いてみた結果、「凄い!」の一言。
試奏した際には、アームのアップ・ダウンを繰り返してもほとんど狂わない。
こんなに安定したギターは初めてだったので本当びっくりでした。
弾き心地と設計の工夫
アーミングの感触はフロイドローズとほぼ同じですが、裏側の設計が異なるため、アームダウン時の弦のたるみが少なく、ピッキングがとてもやりやすいのが特徴でした。
また、弦のゲージやスプリングの調整も柔軟に対応できる点が良かったです。
オクターブ調整の簡便さ
このギターのもう一つのポイントは、オクターブ調整のしやすさです。六角レンチでサドルを前後に動かす(+か-に回す)だけで簡単に調整が可能。
このシステム設計にも、Ibanezの技術力の高さを感じました。初心者から上級者まで扱いやすい仕様です。
プレイヤビリティと信頼の理由
ジョー・サトリアーニやスティーブ・ヴァイ、アンディ・シモンズ、トム・クオイルといったトッププレイヤーに支持されている理由が、このモデルを試奏して理解できました。
個性的なデザインと高いプレイヤビリティを追求するIbanezの姿勢が、このギターにも表れているなと感じます。
まとめ
今回、Ibanez RG370ZB を試奏してみて、Edge-Zero II Tremoloユニットの安定性、演奏性、そして技術力の高さに感動しました。個性と機能性を兼ね備えたギターを探している人に、ぜひ一度手に取ってほしい一本ですね。
〜木の質感溢れるボディ仕上げとピックアップのダイレクト・マウントとで”現代のRG らしさ”を表現した、個性重視モデル〜
- ギターが木でつくられていることを意識できる、表面の木質を活かしたオープン・ポア・フラット・ボディ・フィ二ッシュ
杢目の見えにくいボディ材であっても、注視すれば木の個性は1本1本異なり、重量や色の風合いを含めると同じギターは1本も有りません。 - 弦交換/チューニングの際はもちろんのこと、プレイ中に弦が切れたときなどにも大いにその効果を発揮する、ゼロ・ポイント・システム搭載
「フローティング・ブリッジのチューニングは難しい」そう考えるプレイヤーの期待を良い意味で裏切ることのできる、唯一のシステムです。 - Ibanez伝統のトレモロ・ブリッジ”EDGE”の流れを汲むナイフエッジ支点構造の”Edge-Zero II”トレモロ・ブリッジ
ゆたかな中低音域特性のメランチ材ボディ - オフセット・ドット・ポジション・インレイ
- シャープなボディ形状を一層際立てる、ボディ・バインディング
- ピックアップ ダイレクト・マウント
- Djentシーンで培った経験から生み出される、音の輪郭を失わない低音域とキレのよい高音域が特徴のオリジナルQuantumピックアップ