ライブでモジュレーション系のエフェクターを使う割合はあまり高くありません。6曲中1曲、それもイントロだけコーラスをかける程度です。別の曲で1拍だけジェットフランジをかけたいと思うこともありますが、そのためだけにエフェクターを常時接続するのは抵抗があり、結局使わずじまいなっていました。
LINE6 MM4を試奏してみた
そこで気になっていたLINE6 MM4を試奏してみました。このエフェクターは、コーラス、フランジャー、トレモロ、ロータリー、リングモジュレーター、ユニバイブなど、なかなかバリエーションが豊富。
さらに、4つのプリセットを保存できるため、1台で4種類のエフェクターとして活用可能です。音質の劣化も少なく、いろいろな音を出せるのは利点だと思う。
実際の音質と使用感
MM4は非常にきれいにかかるので「エグさ」が足りないと感じがしますが、スイッチの遅れを感じることはなく、ON/OFFの操作性も良かったので、全体的に好印象です。
僕はモジュレーション系を歪みエフェクターの前に接続しているので、今回はLINE6のモデリングアンプ「FlexToue」にMM4をつなぎ、試奏しました。現在使用しているLINE6 DM4に近い歪み感を再現しつつ、しっかりと動作しました。
特に気に入った効果
個人的にはユニバイブとフェイザーが好みの音でしたが、もう一つ面白かったのは、リングモジュレーター。現音が全く分からない不思議な音で、「そういえば、こんなエフェクターあったなぁ」と再確認しつつ、何の曲に使えば面白いかなとか、なかなか想像力をかき立てられました。
特にコーラスもきれいにかかり、音やせも感じなかったので、複数のエフェクターをつないで、ケーブルや本体・いろいろな原因での音の劣化を避けたい場合には、MM4のような1台完結型のペダルは有効だと思います。
まとめ
- 良い点: 1台でモジュレーション4個分の効果をカバーできる。
- 困る点: 効果に「エグさ」がない。
- 使用頻度: 自分のシステムに組み込んだ場合、おおよそ80%と想定。
MM4には16もの人気の高いモジュレーション・エフェクトが搭載されています。モデルの一部は、チューブ・バイアス・トレモロ、2タイプのロータリー・スピーカー、80年代のレアなステレオ・コーラスを搭載し、それらのパラメーター完全にプログラム可能で、EX-1エクスプレッション・ペダルを使えばさらに細かいコントロールが可能です。いくつかのモデルは次の製品を元に開発されています。