速弾きが苦手な方、ギターピックの選び方で劇的な変化!プロギタリストが語る「ジャズ型ピック」の魅力

今回は、僕のギタープレイを大きく変えた「ジャズ型ピック」についてお話します。長年のギター歴で培った経験を基に、ピック選びの重要性やメリットを具体的にお伝えします。

目次

ティアドロップ型からジャズ型ピックにした理由

以前はティアドロップ型ピックを愛用していましたが、速いフレーズになるといつも弦に引っかかる感覚に悩まされていました。「ここのままだと自分の理想とするプレイヤーにはなれない」と考え、思い切って全てのプレイで小型の「ジャズ型ピック」に切り替えました。

試して分かったジャズ型ピックの効果

結論から言えば、ジャズ型ピックに変えて大正解でした!特に以下の点で効果を実感しました:

  1. 速いフレーズが格段に弾きやすい
    弦との引っかかりが減り、オルタネイトピッキングが滑らかに。スウィープ奏法も難なくこなせるようになりました。
  2. テクニカルプレイの幅が広がる
    ジャズ型ピックは、フュージョン系、ジャズ系、など多くのテクニカルなプレイヤー達が愛用しているようにノンジャンルで使え、速いフレーズでもメロウな甘いトーンもクリーンなカッティングも弾きやすいです。コンパクトな形状のおかげで右手の力を抜きやすく、ピッキングの強弱もコントロールしやすくなります。
  3. ライブでの利便性がアップ
    一枚のピックで幅広いジャンルに対応できるため、ピックを持ち替える必要がなく、指弾きなどに切り替える場合に指の間に収めやすいのも利点です。
    ティアドロップ型やおにぎり型は大きいので指の間に収めたとき違和感があって演奏しづらいですがジャズ型はすんなり治まるので右手の負荷も減ります。

ジャズ型ピックに慣れるまでの課題

新しいピックに慣れるのに1~2ヶ月ほどかかりました。特にピックのサイズ感の違いから、速いカッティングや単音プレイが弾きづらくなり、一時的に今まで弾けていたフレーズが弾けなくなることもありました。でもここを乗り越えれば、右手の無駄な動きが抑えられ、演奏がよりスムーズになり、ギターを弾くことそのものが以前にも増して楽しく感じられるようになりました。

ジャズ型ピックをおすすめする3つの理由

ジャズ型ピックの魅力をより詳しくご紹介します:

  1. 速いフレーズが弾きやすい
    小型でシャープな形状により、弦への引っかかりが少なくなるのでオルタネイトピッキングがスムーズになりスウィープ奏法なども弾きやすくなります。
  2. オールジャンル対応
    メロウなジャズトーンから、カッティングまで幅広く使えます。右手の脱力も促進され、疲れにくいのもポイントです。
  3. 指弾きとの相性抜群
    サイズがコンパクトなため、指弾きに切り替える際もスムーズ。指の間に収まりやすく、違和感なく操作できます。

おすすめのジャズ型ピック

触り心地と、サウンドの硬さや、指のフィット感が良いDUNLOP(ダンロップ)が特に気に入っています。

長年の経験から得た教訓

ギター歴30年以上でティアドロップ型の使用は20年以上。アコギのストロークなら0.8mm、エレキのバッキングなら1~1.5mm、ソロは2mmなど厚みや素材はプレイによって変えてましたが、これが自分のベストじゃないのは分かってました。
ジャズ型ピックに出会えたことで演奏スタイルが大きく変わりました。これまでに試したピックの数は数え切れず、右手の筋肉を痛めたりと苦い経験もありました。その中で自分の理想とするプレイスタイルに近づけると思ったのが、ジャズ型ピックでした。

ピック選びは自己表現の一環

ジャズ型ピックは「自分を表現するための重要なツール」となっています。ピック選びに終わりはありませんが、色々なピックを試してみてください。もしかしたら、今の演奏スタイルを変える一枚が見つかるかもしれません。

ジャズ型ピックとは

ジャズ型ピックは特に速弾きやテクニカルな演奏を行うギタリストに人気のあるピックの一種で、特にジャズ音楽において人気があります。このピックの特徴は、一般的に小さめのサイズと尖った先端(ティアドロップ型)をしており、弦との接触面積が少なく、スムーズなピッキングが可能。そのため、より精密な演奏や細かいニュアンスや速いフレーズを演奏するのに優れています。
ジャズ型ピックは、通常のピックよりも厚みがあり、硬めの素材で作られていることが多いため、弦を弾いたときの音の立ち上がりが良く、クリアで明瞭な音色を得ることができます。また、ピックの形状が小さいため、持ちやすく、指先の感覚を大切にした演奏が可能です。特に、スウィングやアドリブの際に、ピックの特性が演奏に大きな影響を与えるため、ジャズ音楽においては非常に重要な道具となっています。

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