11月の週末に開催された「PRS GUITARS & AMERICAN VINTAGE GUITAR SHOW 2024」に行ってきました。このイベントはギター好きなら見逃せない内容だったので、その感想をまとめてみました。
ギターイベントの雰囲気を感じてください。
PRS GUITARS & AMERICAN VINTAGE GUITAR SHOW 2024とは
PRSオフィシャルディーラーやヴィンテージギターショップが集結し、一生物のギターを購入できるイベントで、2024年11月16日(土)と17日(日)、東京・渋谷ストリームホールで開催されました。
主催はPRS Guitars Japanで、世界中のギター好きが集まるイベントでした!
https://www.prsguitars.jp/american-vintage-guitar-show-2024
内容はPRSやFender、Gibsonといったアメリカのギターブランドのヴィンテージギターと各メーカーの現行品の展示と販売。他にもポール・リード・スミス氏やゲストミュージシャンによるトークセッションも開催され、盛りだくさんなギターイベントでした。
渋谷ストリームホールの会場は、3フロアにわたって展開。
エントランスからPRS Guitarsがずらりと並び、圧巻な光景でした。
入場には大行列ができていて、来場者は学生からプロっぽい雰囲気の人まで幅広い層。意外にも女性の姿も多く、ギターの人気の広がりを感じました。ワンドリンク制なので、お酒やソフトドリンクを片手に楽しめるというカジュアルな雰囲気がとても心地よかったです。
展示内容
展示されていたギターの中でも特に印象に残ったのは、PRSの「Mark Lettieri(マーク・レッティエリ)シグネチャーモデル Fiore」。透明感がありつつもパワフルで、クリーンでも歪ませても万能に使えるギターでした。
FenderやGibsonのヴィンテージギターも数多く展示されていて、ロゴやヘッドのデザイン、ピックアップなど現行モデルとの違いを間近で見られて新鮮でした。
トークセッション
ポール・リード・スミス氏のトークセッションでは、彼の哲学やビジネス的な視点に触れられる貴重な機会でした。ある来場者から「PRS Guitarsの価格に見合う価値があるのか?」という辛口な質問が飛びましたが、彼は「サンタナやジョン・メイヤーなどキングたちが良いと思っている音もあるけど、それぞれ違うから、いろいろなリクエストに応えつつ、みんなが良いと思う音を作ろうとしていると」と答え、観客を納得させていました。
試奏で感じた名機の魅力を実感!
試奏コーナーで「Paul Reed Smith / DGT 15 Head」を鳴らせたのは良かった!
真空管の温かみと使いやすさなど痒い所に手が届いたデザインが素晴らしかったです。
「Mark Lettieri(マーク・レッティエリ)のシグネチャーモデル Fiore」も実際に弾いてみました。
透明感のあるサウンドとレスポンスの良さは、まさにオールラウンダーなギター。ギタリストなら一度は試してみてほしい逸品です。
まとめ
「PRS GUITARS & AMERICAN VINTAGE GUITAR SHOW 2024」、楽しいギターイベントでした!来年も開催されるなら、試奏スペースをもっと増やしてくれるとうれしいですね。そして次回はJohn Mayer(ジョン・メイヤー)やMark Lettieri(マーク・レッティエリ)の演奏が見れたら嬉しいですね。
Paul Reed Smith (PRS) / DGT 15 Head
※以下メーカーサイトより
“サウンドや機能に関して言うと、10年以上前にDG Custom 30を開発した時にほとんどやり切った気がしていました。だからこそ、今回DGT 15の開発の際、さらに高いレベルで納得のいくハイクオリティなアンプに仕上げてくれたダグとPRSには、本当に感謝しています。PRSのアンプ・デザイナーであるダグはDG Custom 30のDNAをしっかりと残しつつ、細部にまでこだわり抜き、新たな機能を搭載してくれました。初めて音を出した時から、このアンプのサウンドに度肝を抜かれましたね。”- David Grissom
デイヴィッド・グリッソム所有のヴィンテージ・アンプを上回るサウンド・クオリティを目指して、デザイン・設計されたPRS DGT 15。デイヴィッドが求めるサウンドや機能を全て搭載し、一切の妥協を排除して完成した本モデルは、艶やかなクリーン・サウンドからヘヴィーなドライブ・サンドまで幅広くカヴァー。
そしてこのPRS DGT 15は、従来のシングル・チャンネル・アンプに対する概念を覆し、現代の音楽シーンにおける多様なニーズに応える多彩なサウンドを生み出します。
また、本モデルには、ライブやレコーディングの現場でサウンド・メイキングを行う際に、とても効果的な機能を数多く兼ね備えています。3バンドのEQに加え、本モデルでは3ポジションのブライト・スイッチ、ブースト、リヴァーブ、トップ・カット、そしてプレゼンスをフロント・パネルに配置。しかし、これからは個々のEQコントロールやエフェクトのオン/オフだけに留まらず、フットスイッチと組み合わせることによってアンプのポテンシャルを最大限引き出します。
例として、ブライト・スイッチは、【オン】【オフ】【ブースト機能がオンになった時を除いて常時オン】の3つからセレクトすることができ、演奏中にフットスイッチでの高音域の調整を可能にしました。
そしてマスター・ヴォリュームは、【オン】【オフ】【ブースト機能がオンになった時のみオン】の3つからセレクトすることができます。
トレモロ回路はパワー管へのバイアス電圧を上下させる方式を採用し、プレイヤーの好みに合わせてスピードとデプスがフロント・パネルにて調整が可能となり、フットスイッチでは、ブースト/リヴァーブ/トレモロのオン/オフの切り替えが可能になっています。これらの機能を駆使することにより、PRS DGT 15は小さなクラブから大きな会場まで、ヴィンテージ・テイストのハイクオリティなチューブ・サウンドを楽しむことができます。
“自身のシグネチャー・ギターとDG Custom 30アンプで美しいトーンを生み出すデイヴィッドを何度も目にして、フットスイッチでサウンドをコントロール出来る機能をこのDGT 15に組み込もうと思いました。芳醇なリバーブと新しいトレモロ・サーキットを搭載し、多彩な機能を搭載したアンプとなっています。デイヴィッドと彼の音楽に対する強い賞賛と尊敬の念を込めて作ったこのアンプを、多くのプレイヤーに届けられることをとても嬉しく思います。”- Doug Sewel, PRS Amplifier Designer