アクシス;ボールド・アズ・ラブ / Axis; Bold as Love
ジミ・ヘンドリックス / Jimi Hendrix(1967年発表)
ギタリスト推薦CDアルバム

ジミヘンの未発表スタジオ録音の最新アルバム「ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ」がリリースされてましたね。
毎回この天才には度肝を抜かれますし、この人がいなかったらギターやギターボーカルのスタイル、全ての音楽の可能性や進化は無かったんじゃないかと思うくらい凄い人です。(この人がいなかったらプリンスもいないかもしれない)

いろいろ気付かされることばかりなんですが30歳を越えるまでは全然好きじゃなかったんです。
これ結構ギターリストあるあるみたいで、いろんな方の記事でも書いてるのですがジミヘンは知ってるし曲も聞いてるけど若い時はイマイチ反応しなかった人が多いらしいです。

自分の場合もハードロックとか80年代洋楽で育っていたのでサウンドも何かピンとこないし演奏も即興ばかりな印象で若いときの自分には全くハマらなかったんです。
そんな中でいろんな音楽の仕事をさせて頂いてるうちに自分にとってギターの表現力が一番大切なんだと気付いたんです。
そしてギターを突き詰めていくとジャズやブルースに着地していくのでまずはブルースをちゃんと理解したいと思いいろいろ聞き返してた時に凄い衝撃を受けたアルバムがAxis; Bold as Loveでした。

オープニングの遊び、曲の完成度、歌詞、アレンジ、ギターの透明感のある美しい響き、リフ、オブリ、コード感、ディストーションサウンド、ソロ全てがパーフェクト。甘くやさしく激しくもう全部やられてる!
そしてこのギターを弾きながら歌ってるという凄さ!
ライブの場合は歌もギターも即興演奏の世界なので脳みそ2つ要りますよね。
分かれば分かるほど本当凄い才能とこの表現力。
改めて終わりのない世界なんだと確認出来たアルバムです。

<Amazon内容紹介より>
1967年作品。デビュー作『アー・ユー・エクスペリエンスト?』でロック・シーンに衝撃を与え、ギターに火をつけ破壊するというモンタレー・ポップ・フェスティヴァルでの驚愕のパフォーマンスで、母国アメリカの聴衆も虜にしたジミ・ヘンドリックス。本作は、同じ年に早くも発表されたセカンド・アルバムだ。溢れんばかりの勢いを前面に押し出した前作に比べてインパクトでは劣るかもしれないが、彼の才能の幅広さと奥深さをより感じさせてくれる点ではこちらが上。代表曲のひとつである「リトル・ウィング」は、幻想的で、ロマンティックで、かつブルージー。「イフ・シックス・ワズ・ナイン」では自分の生き方を強く宣言し、「ユー・ガット・ミー・フローティン」ではファンクとロックの融合を実現。また、敬愛するボブ・ディランの影響が窺える楽曲も……と、聴きどころはあまりにも多い。「このアルバムが一番好き」と言うファンが多いのもうなずける傑作だ。

<Amazon内容紹介より>

未発表スタジオ録音からなるニュー・アルバムが発売!!

未発表スタジオ録音から成る<新作>『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』。1968年1月から70年2月の間にスタジオレコーディングされ、今作に収められることとなった13曲のうち、未発表曲は10曲。収録曲の多くは、バンド・オブ・ジプシーズとして知られることになる、ジミ・ヘンドリックス(G/Vo)、ビリー・コックス(B)、バディ・マイルス(Ds)のトリオでレコーディングされているが、ミッチ・ミッチェル、ノエル・レディング、スティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、デュアン・ヒッチングス(バディ・マイルス・エクスプレス/Piano)、ダラス・テイラー(CSN&Y/Ds)、ロニー・ヤングブラッド(カーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズ/Vo & Sax)などのゲストも参加。プロデュースは、1996年以降にリリースされているジミ・ヘンドリックスの作品を手掛けてきたジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーが手がけている。

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